電書には関係ない部分で価格が高いのはたぶん大人の事情
『のうきん』は折り返し第7巻。
1ヶ月で1巻どころか6巻も読めてしまった。
第4巻にいたっては1日で読めちゃったし(^^;
それにしても、どうして1冊千円以上もするのか?
その謎を探るべく・・・ではないけど、たまたま遠くの本屋に行かなければならなかったので、ついでに現物を見てきた。
大きい厚いΣ( ̄□ ̄;)
勝手に文庫本サイズだと思い込んでたけど全然違った。
どうりでいくら探しても見つからないわけだ。
そして分厚い。
あんな分厚い本を読んでたのか、全く意識してなかった。
紙の本だと本当に心が折れてたかもしれないし、それ以前に腕がつらかったかもしれない(苦笑)
私、目標は現状維持でって言ったよね!
1巻あたり1ヶ月以上かかると本気で思ってたけど正味3日くらいで読めてる。
かなり奇跡的でかなり読みやすい。
というわけで、冷やかしからはじまった秋の『のうきん』読書大会はただいま第3巻。
本当にやめられない止まらない
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タイトルにもある本作の「平均値」はかなりトンデモデタラメ。
アニメだけを見た場合、個人的にはそこが一番モヤっとするけど、原作ではトンデモデタラメな理由を事細かく説明している。
そして、中央値はおろか平均値ですらないとツッコミを入れている。
だから私は勝手に納得した。
本作は「平均値を望んだはずのマイルがトンデモデタラメ平均値に翻弄される物語」なのだと(笑)
ラノベを読むのは20年ぶりくらいだけど、こんなにサクサク読めるモノではなかったはず。
20年間で時代が、世の中が、技術が大きく変化したけど、単なる文章まで変わるものだろうか?
いやまあ、これについてはほぼほぼ結論が出ており、ソフト面の変化とハード面の恩恵が大きいと考える。
- 良くも悪くも文体が自由
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とにかく自由に書いてるなぁというのが第一印象。
これが学校の作文の課題なら確実に減点か再提出でしょう。
この、かつてなかった文体が非常に効果的で効率よくシーンをイメージできる。
結果的に読みやすいのだからなんの問題もない。
そして、このような文体が登場したのは間違いなくSNSのおかげ。
今や表現の発表はプロやハイアマチュアの専売特許ではない。
この変化はとてつもなく大きい。
- 体裁がフレキシブル
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残念ながら文体の変化だけでは限界がある。
紙の本で読んだら本当に1ヶ月かかったかもしれない。
なぜなら文字が小さくて行間が狭い。
ナントカルーペでどうにかなる問題ではない。
単刀直入に言ってつらい。
しかし、電書は文字の大きさも行間も自分好みに変えられる。
デフォルト設定だときついのが、それぞれ1段階大きくするだけで疲労なく読めるようになる。
- 辞書いらず
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読めない漢字、知らない言葉が出てきても、その部分を長押しすれば一瞬で調べられる。
紙の本では不可能な芸当。
文脈からテキトウに想像して読み飛ばしてモヤモヤするストレスから解放される。
もっとも、これについてはそもそも、もう少し日常会話・文章レベルに寄せてほしいとは思う。
そう思う一方で、おおよその表現とは中二病の具象みたいなものだし共感できるので既に諦めてる(^^;
そんなこんなで「こんなはずではなかった」ことが起きている。
直近の影響は今年の目標・・・
クソゲーが作れないかもしれない((;゜Д゜)