アナログからデジタルへ
今日から我が家の回線はISDNになった。 本当はADSLやフレッツ・ISDNを利用したいところだが、残念ながらウチの地域ではこれらの恩恵にはあずかれない。 まあ、アナログのときでさえさほど不満を感じてはいなかったので、私の場合はこれでも十分である。 ちなみに使ってみた感想は、まず、接続手続きが極めて早い。 音もなくあっという間に完了してしまう。 次に肝心の通信中だが、速度は思ったほど速くはない。 しかし、やはりアナログとは違い安定性は素晴らしく良い。 アナログのときには頻繁に発生していた通信中の停止または切断などは起こらない。 常に一定を保ってくれるので、回線状況によるストレスとはもはや無縁である。 しかしながら、切断したときの「カツン!」という機械音がもう聞けないのが非常に残念である。
ところで「ISDNにしよう!」と言い出したのは私ではないのだが、ハードウェア周りの作業はやはり私がやることになる。 それは別に構わないのだが、インターネットに接続するPCが2台あるので非常に面倒くさい。 とにかく作業を始めたのだが・・・ 片方のPCはUSB接続で簡単に終わった。 問題はもう片方のPCである。 残念ながら「USBでサクっと」という訳にはいかない。 なぜならUSBポートがもはや飽和状態だからだ。 そこで、懐かしのシリアルポートを使うことにした。
シリアルポートはふたつあるのだが、そのうち一方はMIDI音源が接続されているのでもう一方に接続する。 あとはドライバを入れて・・・ といきたいところだが、そうは問屋が卸さない。 実はこのポート、本当は使えないポートなのだ。 というのも、アナログモデムがこのポートを占有しているのである。 しかも、ISAモデムであることがさらに話をややこしくしている。 幸い、これからつなごうとしているTAも結局はモデムなので、アナログモデムは機能停止させてシリアルポートを空ける方針で決定。 まず、アナログモデムの機能を停止させてIRQとI/Oポートアドレスを解放する。 次に機能停止状態のシリアルポートを使用可能にし、BIOSセットアップでシリアルポートにIRQとI/Oポートアドレスを割り当てる。 これといった資料もなく勘だけで行なった作業だったが、難なく動作してくれたようだ。 私はハードウェアが苦手なので多少心配は残るが、まあ、大丈夫ということにしておこう。 ただ、いまになって思うのだが、わざわざこんなことをしなくても、空いているIRQとI/Oポートアドレスを使えばよかったような気が・・・