ついに完成!!
長期にわたり製作を続けてきた『不思議なニンジン畑』がついに完成した。 最初は1週間で完成させるスケジュールであったが、6月23日のプロジェクト開始以来、結局3ヶ月もかかってしまった。 すべてがそのためにかかった時間ではないが、それにしても期間をかけすぎてしまった。 なにはともあれ、完成して正直ほっとしている。
最後の詰めで音まわりのトラブルに見舞われたときはまさにヒヤヒヤものだった。 現在「teamSKY」のもとで大作RPG『エンメモ』を製作しているが、もしこの問題がそちらで起こっていたらと考えると、今回のプロジェクトで得られたものは極めて大きい。 大きなモノを作っているとなかなか見えてこない問題も、小さなモノを作ることにより次々と明らかになった。 今回この作品を制作したことにより「自信につなげる」という当初の目的は十分クリアしたと思っている。
得られたものの例をいくつか挙げる。 やはりなんといっても、ひとつのゲームの構造を理解できたことである。 小さなモノが作れれば、大きなモノは単にその拡大である。 いきなり大きなモノに手を出してあとで苦労するのではなく、多少まわり道でも小さなモノからはじめることの重要性を再認識した。 ただ、小さいとはいっても、コードのサイズは今現在までに私が書いたエンメモのコード(つまりイベント以外のコード)よりも大きいのだが。 次に、今回のプロジェクトで私のコードの書き方が大きく変化した。 どう変わったのかは触れないが、以前と比べるとコードの外見が引き締った感じとなった。 そのほかにも、ゲームのようなリアルタイム処理を行なうコードの上手な書き方、気分に左右されることなく作業を行なう精神力(結構重要)などを身につけた。 これらのノウハウは、今後、ジャンルを問わず活かされることは間違いない。
残すは「マニュアル製作」および「公開ページ製作」である。 これらを終えれば晴れて正式公開となり、長かったこのプロジェクトにもようやく終止符が打たれる。 だが、以前にも書いたが、マニュアル製作などのサイドワークが実は一番辛い。 ソフトウェアは完成したがパッケージとしてはまだ未完成である。 最後まで気を抜かずに頑張ろう。
結局の結論 「ゲーム作りは大勢で」