全面対決
『不思議なニンジン畑』でかつてない成功を収めたわけだが、何度も言っているように、これを今後の『エンメモ』制作に反映しなければ意味がない。
現在、私はニンジンで得られたノウハウをもとにエンメモのコードと全面対決をしている、まさにその真っ最中である。 この作業が非常に辛い。 そして地味である。 よくもこんないい加減なコードを書いてくれたものだと、過去の自分に一喝、そして後悔。 しかも、こんなコードがバグもなく動いていることが不思議でしようがない。 時間が許せば1から書き直したいところだが、残念ながらそんな余裕はない。
しかもこの作業、無事に完了しても視覚的変化が全く得られない。 だから地味なのである。 こんな作業を続けているものだから、作業量の割に周りからの評価はかなり低い。 まあ、グラフィック屋さんやイベント屋さんの見た目に明らかな仕事と比べれば、私がやっている仕事などは地味で評価されないのは仕方がない。 しかも、プログラム以外の作業が「脳内ワーク」ともなればことなおさらである。 ただ、悲しいことではあるがそれがプログラマである。 どんなに素晴らしいゲームを作ったところで、結局、評価されるのは映像・音楽・シナリオなどの目に見える部分であり、プログラマなどはその職名すら上がらない。 それがプログラマである。
とはいっても、地味なことばかりではない。 なんといっても、最終的な演出はプログラマの手中にある。 この演出の作業まで駒を進めることができれば、これまでの地味な作業から一転、派手な作業となる。 とりあえず、その作業に手を付けるまでは何を言われようとも我慢である。
結論 「プログラマは自己満足の賜物」