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バージョン番号 考察 | 運営ノート

バージョン番号 考察

仕事で開発中のソフトウェアにバージョン番号を付ける段階で疑問が。 はて? 標準規格のようなガイドラインはあるのだろうか? 調べてみましたが、基本的には各人の勝手だそうです。 ちなみに、MSの推奨は メジャー.マイナー[.ビルド[.リビジョン]] らしい。 各要素について細かい定義があるのですが、面倒なので割愛。(MSの解説) ほかには、世代管理システム『CVS』の管理対象のバージョン番号の規格が有名ですね。 かなり複雑ですが。

個人制作のソフトウェアについても、やはり、それなりの規格に従ったほうがいいのだろうか。 とはいえ、MSの4桁書式は肌に合わない。 結局のところ、同じ名称のソフトウェアを比較したときに、新旧が誰の目にも明らかであればなんでもいいのでは。 というわけで、個人製作のソフトウェアについては今までどおりの表示で。 よく考えると、もはや、小数表示である必要はないのですが、あれは見栄えの問題ですね。

以下は私流のバージョン番号の規格です。

ソフトウェアに対してバージョン番号を付与する。 バージョン番号の書式はX.Yであり、X、Yの範囲は0~9である。 バージョン番号のピリオドは数学における10進数の小数点と同等であり、バージョン番号は数学における10進数の小数と同等である。(○: 0.9 + 0.1 = 1.0、×: 0.9 + 0.1 = 0.10) バージョン番号の範囲は0.1~9.9である。 ただし、0.1~0.9の範囲は先行評価バージョンを意味する。 初回バージョンは1.0とする。

ソフトウェアに修正が生じた場合は、修正の度合いに応じて X.(Y + 1) ~ (X + 1).0 の範囲内で新しいバージョン番号を決定する。(もとのバージョン番号: X.Y) 単にアップデートといえば「マイナーアップデート」を意味する。 「メジャーアップデート」という概念は存在しない。 メジャーアップデート、または、バージョン番号が9.9を超える場合はソフトウェアの名称を変更する。

書庫に対してバージョン番号とは独立したリビジョン番号を付与する。 リビジョン番号の書式はRRRであり、Rの範囲は0~9である。 リビジョン番号の範囲は001~999である。

書庫内に修正(ドキュメントなど、すべてが対象)が生じた場合は、修正の度合いに関係なくリビジョン番号に001を加算する。

書庫名の書式は「abcdXYrRRR.zip|exe」である。(ファイル名: abcd、バージョン番号: X.Y、リビジョン番号: RRR) リビジョン番号の管理、書庫の作成は『Apache Ant』を使用して行なう。

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