初めてのカイロプラクティック
現在の症状について、ようやく、まともな診断を下せる医師にめぐり会えたので、まずはひと安心です。 診断は「交感神経過緊張によるストレス症候群」。 頚椎から胸椎にかけての歪みが原因で交感神経が逝っちゃってるうえに、精神的なストレスが加わることで、なんでもないことに対して二進も三進もいかなくなっているそうです。
俗にいう「自律神経失調症」なのですが、知識のある医師ほどこの病名は使わないそうです。 なぜなら、最近では心療内科などの専門医科も増え、原因が解明されつつあり、「自律神経失調症」のような総称ではなく、より原因に近い診断、より原因に即した治療が行なえるようになったからです。
かつての西洋医学におけるいわば「逃げ」として使われた「自律神経失調症」は、もはや不要になりつつあります。 一方で、それ以前に、自律神経失調症についての知識すらなく、大概の医師はこの症状に対してさじを投げてしまうのが現状です。 医師がなんでもないというのに、明らかに体調がおかしいときは、納得のいくまで病院を回るとよいでしょう。
私の場合の治療法は投薬、カイロプラクティック、それから自宅療養です。 薬は咳止め、頭痛薬、発汗抑制薬、精神安定剤の4種類6薬。 精神安定剤以外は日中に服用する必要があり、副作用のためなのか、かなりだるくなります。 精神安定剤は就寝直前に飲みます。 あれは「薬」というよりも「クスリ」です。 飲んだ直後からものの数分で落ちます。 どんなもんかとネットで調べた日には、真っ先に違法なサイトが出てくるほどの代物です。
もうひとつの治療がタイトルにもある「カイロプラクティック」(カイロ)。 平たくいうと西洋医学における整体なのですが、「バキ」、「ボキ」みたいな乱暴なことはしません。 いや、一度だけ首を「メキッ」とやられましたが、ビックリしただけで痛くはなかったです。 なぜカイロで治療なのかというと、最初に書いたとおり、頚椎から胸椎にかけての歪みが原因のひとつだからです。
様々な体勢で筋肉に力が入るかどうかのテストを行ない、力が入らなければ、対応する脳・神経系になんらかの異常がある。 なんでもないことに対して脳が抑止の信号を発する結果らしい。 原理はアレルギーなどと同様。
で、色々とテストするのですが、全く力が入らない。 そこで、頚椎を調整、といっても、調整されている本人は触られている程度の感覚しかない。 しかし、再度テストを行なうと、不思議なことに今度は力が入る。 にわかには信じがたい現象が自分の身体で起こるものだから、催眠術なのか、はたまた、ヤバイ宗教なのか、思わず怖くて逃げ出したくなりました。
カイロへ行ってわかったことは、結局のところ、現在の私の脳のファームウェアはバグっているようです。 なので、何度か通院して、なんでもないことを「なんでもない」と学習させる、要するに、ファームウェアをアップデートする必要があるそうです。
それはさておき、このカイロとやらは内科医にかかるよりは安いのですが、保険が利かないのでとても悲しいことが起こります。 なるほど、こういうときのために貯蓄があるんですね! 使い道がはっきりしないまま馬鹿みたいにためてきた甲斐がありました。 というわけで、貯蓄から費用を落とすべく、Excelを立ち上げて貯蓄整理に奮闘中。。。