危険なトライアングル
これまで、『Firefox』のタブブラウズ機能の強化といえば『TBE』が定番でしたが、最近、代替拡張として『Tab Mix』(以下、TM)が健闘しています。 『TBE』はかねてより技術面において悪評が目立ち、作者自身もそれを認め『TBE』を問題視しているようです。
あくまで「TBE派」を貫くつもりで「TM推進」の流れに乗じるわけではなく、しかしながら、どうしても気になるので『TM』を利用してみました。 実験台は、タブ関連の拡張は使わない方針で運用していた会社のPC。
個人的にはジャストフィットな感じで感動さえ覚えました。 どうやら、『TBE』は機能が豊富で使いこなせていなかった模様。 ごめんなさい。 「TBE派」は貫けそうにありません。 結局、自宅のPCも『TM』へ乗り換えました。
『TBE』からの観点における乗り換えの要因は以下の現状が決め手です。
- 3ヶ月ほど前に報告した不具合がいまだ健在
- その不具合は個人的には致命的
作者の善意によるものなので、修正するか否かは作者の気分によるでしょう。 決して、修正しない態度が気に食わないわけではないし、単に、原因が全くわからないのかもしれません。 よくある話です。 こういう場合に利用者が取り得る手段は、
- 気長に待つ
- 代替を探す
- 利用を中止する
気長に待ったつもりですが、結局、“代替を探す”で落ち着きました。
申し訳ありませんが、ここからが本題です。 『TM』にも『TBE』互換の「タブにプログレスを表示する機能」がありますが、『Charamel』(以下、Ch)、『TM』、『Web Developer』(以下、WD)の組み合わせでは動作しない。 テーマをデフォルトに戻すか、『WD』を無効にすると動作する。
真意を確かめるべく、やはり、会社のPCを実験台に、上記の3者を導入して確かめたところ、こちらでは無事動作。 わけがわからない。 いや、導入する順番は関係あるのか? 動作するケースでは『Ch』、『TM』、『WD』の順番、動作しないケースでは『Ch』、『WD』、『TM』の順番で導入。 まさかとは思いましたが、一応、試してみたところ、これが大当たり!!
『Ch』を導入する順番の良し悪しまでは試していませんが、『TM』と『WD』を混用する場合、『TM』、『WD』の順番で導入しないと、『Ch』において『TM』の一部の機能が正常に動作しないことがわかりました。 ほかのテーマでも起こるかもしれませんね。