煮え切らないラスボス
『Gyu!』は第26話。 泣いても笑っても第2クールの最終回。 「プロミンネンスの強奪、陰謀を阻止すべく果敢かつ華麗に立ち向かうシェイド、迫真の展開」くらいの「節目」が欲しいところですが、意外とそれらしい感じのお話しでしたねぇ(笑)
「ハーフバースデイ」などという“ゆる~い”サブタイより期待は全くのゼロ。 ところが、悪者が全容を明かして学園を占拠。 ブライト&シェイド&ファンゴのヒロイックアクション。 しまいにはユニプリの力を奪われるという『Gyu!』では考え得なかった怒涛の展開!!
今回に限ってクローズアップすれば面白い内容でした。 しかしながら、物語である以上は結果よりも「経緯」が重要なのは言わずもがな。 いまひとつ、感情移入ができないのは、全容を把握している視聴者と、何も知らない劇中とのギャップが大きすぎたこと。 それが急に埋められたことが原因と思われます。
悪者は時間を掛けて、まともでわかりやすい、施策を繰り返し、今回へ至るべきでした。 突如登場して「ふはは、私がラスボスだ!」という展開は、まるで、味が染みていない大根。 食えた代物ではない。
「エドワルド編」は次回で完結。 次なる刺客「ビビン編」での起死回生を願いますか。 とはいえ、『無印』すらブウモの登場以来、色んな意味で故障した前例あり。 果たしてどうなることやら(苦笑)