役に立たない計算
地震が起きました。 私のところは直撃ではないものの、飛び起きざるを得ないほどの大きさでした。 少なくとも人生至上最大です。 ちなみに、2番目に大きかったのは9年前の十勝沖だったと思います。 あ、でも、9年前はまだ人の感覚で震度を決めていた時代ですね。 学術的に、単に数字だけでは比較できないかも。
ところで、前々から気になっていることがあります。 なぜ地震は午前5時頃に起こるのでしょうか? 狙って撃ってきているとしか思えません。 だって、この時間って、徹夜組もさすがに寝静まる最も無防備な時間じゃないですか。 もうひとつ、マグニチュードという単位がありますが、あれはつまりどれほどの大きさなの? というわけで、後者を調べてみました。
マグニチュードとは地震のエネルギーを現わす単位で、1増えるごとにそのエネルギーは約30倍になります。 ここまでは知っています。 実エネルギー値が表現値に対して対数比例するのは地震に限らず「エネルギー」の特徴。 マグニチュードに関しても例外ではないようです。 では、これは一体どれほどの量なのか? 普通ならマグニチュード1の量を知っておけばよいところですが、エネルギーは対数比例するので1を知って10がわかるほど単純ではありません。 そこで、今回の地震のマグニチュード8がどれほどの量なのかを調べてみました。
あっさり見つかりました。 マグニチュード8は 6.3×10^16 [J] だそうです。 単位がジュールだと生活感(?)がないのでカロリーに変換します。
6.3×10^16/4.2=1.5×10^16 [cal]
ちなみに、人間の基礎代謝量(黙ってても消費するエネルギー)をマグニチュードに言い換えることもできそうですね。 もしくは、食品のエネルギーをマグニチュードXXとか。 あまりにも役に立たない計算なので、興味がある方は勝手に計算してください。 話を戻しましょう。 マグニチュード8のカロリー量はわかりましたが、では、これは具体的にはどのような量なのか? 試しに、このエネルギーを使って10℃の水XXリットルを100℃にしてみましょう。 なんだかトリビアの種みたいになってきたなぁ。 1カロリーは1グラムの水を1℃上げるのに必要な熱量なので、適当にそのように当てはめればよいはずです。
1.5×10^16/(100-10)/1,000=166,666,666,667 [l]
というわけで、マグニチュード8のエネルギーを使えば、10℃の水1,670億リットルを100℃にすることができるそうです。 わけわかりませんね。 お風呂に換算すると、お風呂1台につき200リットルとして約8億台。 わけわかりませんね。