これまでの四半世紀、これからの四半世紀
アニメ『ドラえもん』の主要5役が今年度をもって揃って引退するという知らせはなにかしらにおいて既に見聞きしていることでしょう。 近頃の『ドラえもん』を取り巻く不可解な動きにはなんとなく気付いてはいましたが、そういうことでしたか。
これまでの四半世紀を思うより、これからの四半世紀にたすきをつなぐ決断を下した関係各位には、色々な面において感心させられました。 自分にはできない決断かもしれません。
四半世紀にも及ぶ「声のイメージ」を白紙撤回するわけで、最初は「前のがよかった」だのなんだのと批判され、歓迎などされないでしょう。 しかしながら、せっかく下した決断です。 負けずに意志を貫いていただきたい。 これまでのイメージなどは無理に引きずらず、新しい『ドラえもん』への積極的な挑戦を期待します。
言ってしまえば「声が変わるだけ」です。 イメージが変わるのは避けられませんが、作品自体に著しい損傷を与えるわけではありません。 現在の声優陣は既に高齢。 どうしても避けては通れない道です。 批判などせずに暖かく見届けましょうよ。