「アレクサ、電気をつけて」の検証と考察
夏頃からAlexaを軸にスマートホーム化を進めてみた総括として、「アレクサ、電気をつけて」が結構厄介だぞという話。 軽く検索しただけでも上手くいかないという人が結構多い模様。
一番多いのが「『電気』というデバイスが見つからない」パターン。 その解決手段としてデバイス名を「電気」にする方法がこれまた結構多く紹介されている。 しかしながら、片田舎のショボいエンジニアとして、この方法ははっきり言っておすすめできない。 というのも、推測の域を出ないことを前置きしつつ、Alexaにおいて「電気」は予約語。 つまり特殊なデバイス名なので、普通のデバイス名として「電気」を使用してしまうと本来できるはずのことができなくなったり、誤作動を起こす可能性がある。
事実、「電気」という名前のデバイスが存在しなくても「アレクサ、電気をつけて」は問題なく機能する。 ただし条件がある ────
- Alexa端末とデバイスが同じグループに所属していること
- Alexaがデバイスを「照明」として認識していること
後者が特に重要で、まごうことなき照明機器であってもAlexaがそれを「照明」デバイスとして認識しなければ意味がない。 例えばスマートリモコン経由でシーリングライトを登録する場合、『Nature Remo』は照明デバイスとしてAlexaに通知するが、+Styleの『スマートマルチリモコン』は「その他」としてAlexaに通知してしまう。 後者は「電気」に含まれない。 発売間もないので今後の改善に期待しましょう・・・
そんなこんなで「アレクサ、電気をつけて」について、Alexa端末・デバイス・グループ・発話・反応の関係を整理してみた。 どうも納得いかないのが「アレクサ、{グループ名}の電気をつけて」の反応。 期待に反して照明以外も反応してしまう。 まあ、そうそう使うコマンドではないけど。 Alexaはしょっちゅうアップデートで改善したり改悪したりするらしいので、いつかは期待どおりになるかも?
ついでに「アレクサ、すべてオン」という裏技を発見。 グループ関係なく「すべての照明デバイス」が反応する。 こっちは照明デバイスなのね、もうわけわかんねぇ。 結論、人柱を覚悟しないとお金と時間がかかってしゃあねぇ(ノД`)