逆漕ぎの灯里ちゃんは無敵なんです!
『AQUA (2)』まで読んでのあらすじと感想 ────
- 灯里のもとへ初めてのお客さん。 目的地は浮島への空中ロープウェイ駅。 灯里の操舵では最終便まで間に合わない。 それなのに、自分は灯里の客だと言い張りアリシアさんへの交代を認めない。 お客さんの言葉に意を決した灯里は禁断無敵の逆漕ぎで走破!?
- 年に一度の大掃除。 ここぞとばかりにお手伝いのアリア社長。 ところが、上手く行かずに失敗ばかりでお手伝いさせてくれない。 それもそのはず。 アリア社長はネコですから(笑)
- 暑い暑い夏の日に鳴り響く爽やかな風鈴の音。 初めて風鈴を見た灯里は興味津津。 マンホームにはもう風鈴は無いようだ。 アクアの鉱石を用いた「夜光鈴」が大人気。 夜光鈴は綺麗だけどおおよそ1ヶ月の寿命で尽きてしまうようで・・・
- お気に入りのネコヒーロー番組『にゃんにゃんぷう』に触発されたアリア社長。 自分も街で活躍しようと奮闘するも上手く行かずに大失敗。 それもそのはず。 アリア社長はネコですから(笑)
- 灯里の初めてのお客さんこと暁くんの案内で浮島観光。 最終目的は夏を締めくくる花火大会。 初めて本物の花火を見た灯里はその迫力に大感激。 ゴンドラ、風鈴、花火・・・ マンホームからアクアへ受け継がれたそれらは、初めてなのになぜか懐かしい。
- 番外編。 風邪を引いた藍華は病床3日目。 暇を持て余して外出。 相変わらず合同練習中の灯里とアリスを目撃。 自分がいて当たり前な“その場所”に自分がいない。 藍華は強烈な違和感を抱き、早く風邪を治して“その場所”へ戻ろうと、募る焦りと不安で今度は涙が止まらない・・・
叙情話と社長話の交互です。 24世紀の地球には風鈴も花火も無いんですか。 それらは文明が3世紀ほど遅れている火星へ受け継がれたようで。 この不思議な世界観が面白くて好きなんですよ。 当たり前から外れた藍華の気持ちはよくわかるなぁ。 心当たりが多すぎる(^^;
さておき、『AQUA』を読み終えたところで、『ARIA』より先に『みなみけ (5)』を始末しないとね。 その後は『スケッチブック (5)』を始末しないとね(;´Д`)